石破茂首相は過去に「石破派」(水月会)を率いていた。水月会は、禅語に由来し「水も月も無心に映すように、無私、無欲の高い境地から務めていく」といった意味が込められているという。派閥は解散となり、かつての側近たちが離れていったいまも、石破首相はそうした思いをもって、政権運営に取り組んでいるのだろうか。 【本根優】
自民党厚生労働関係の議員で、石破氏と最も近い関係にいたのは、医系の鴨下一郎氏だろう。鴨下氏は仕切り役の派閥事務総長などを経験。21年に政界を引退したが、その後、岸田文雄首相からの要請で内閣官房参与に就くと「健康・医療戦略」とりわけ「創薬や認知症分野に関して助言する」役割を果たした。
鴨下氏は11月12日に都内で講演した際、こんな話をしている。
「岸田さんのときに内閣官房参与になって、石破さんとは仲はいいんだけど…。石破さん(が首相)になったらクビになっちゃったんです。だからややズッコケたんですけど…」
こうしたことが、党内でも石破氏は「仲間が少ない」「人望がない」と言われてしまう所以か。
厚労関係のもうひとりの側近が元厚労相の田村憲久氏。田村氏は15年の石破派発足に参画し、後にやはり事務総長に就いた。21年12月に石破派が解散すると、23年9月に岸田派に移った(その後、岸田派は解散)。
石破氏が首相になってから、田村氏の政府内での要職起用はなかった。
田村氏は11月23日に開かれた「国民医療推進協議会(会長=松本吉郎・日本医師会長)の「国民を守るための総決起大会」で挨拶。「補正予算で賃金を上げることを盛り込むが、対応できていない分野が医療・介護。これまでは物価も賃金も上がらない時代だったから、何とか回ってきたが、これだけ(物価・賃金が)上がると、そもそもの予算の構造、組み方を見直さなければいけない」と問題意識を示した。
創薬支援を打ち出した鴨下氏。医療・介護分野の賃上げの必要性を訴えた田村氏。果たして、元側近たちの叫びは、石破首相に届くだろうか。
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