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日看協の福井会長、NPの創設へ意欲 2019年度第1回記者会見で

20190618_日看協記者会見

 日本看護協会(日看協)は6月18日、新執行部体制となって最初の記者会見を開催した。開会のあいさつで福井トシ子会長は「離島やへき地などでは医師の数がなかなか確保できない。1人も確保できない所が既に現れている」と危機感を募らせた上で、「医療とのアクセスが非常に悪くなっている所で活躍できる新たな看護職の資格制度として、ナース・プラクテショナー(NP)の創設に向かって準備を進めていきたい」と意欲を示した。【新井裕充】

 日本看護協会は毎年6月の通常総会で役員を選任し、その後、新年度最初の記者会見を開催している。新執行部の体制や業務分担などを紹介する大規模な記者会見で、今年も多くの報道関係者が集まった。
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 この日の会見では、福井会長のあいさつに続いて、各役員が担当業務を紹介。その後、勝又浜子専務理事が2019年度の重点政策・重点事業の概要を説明した。

 福井会長のあいさつと各役員の紹介は、以下のとおり。
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専務理事 勝又浜子氏

勝又浜子専務理事_20190618_日看協記者会見 皆さま、本日は「2019年度第1回記者会見」にご出席をいただきまして誠にありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 司会を務めます専務理事の勝又でございます。日本看護協会は6月6日の通常総会で役員改選が行われまして、2019年度の新執行部体制が決定いたしました。新任の常任理事1名を迎えまして、新執行部として本年度、スタートをいたしましたので、記者会見を開催させていただきました。

 本日の流れはプログラムに記載のとおりでございますので、ご確認いただきたいと思います。

 こちらからのご説明のあとには、質疑応答の時間を約30分間設けさせていただいておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。

 それでは最初に会長、福井トシ子よりごあいさつを申し上げます。
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新たな看護職の資格制度として、NP創設に向かって準備を進めていきたい

福井トシ子会長_20190618_日看協記者会見

会 長 福井トシ子氏

 改めまして、皆さま、こんにちは。本日はお集まりいただきましてありがとうございます。

 先般の本会の通常総会で2期目を再任していただきました。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 日本看護協会は令和元年度、これまでと同じ枠組みを踏襲しながら、大きな政策、4点ほどございます。

 1つが、看護基礎教育制度改革の推進
 そして、地域包括ケアにおける看護提供体制の構築
 さらには、看護職の働き方改革の推進
 そして、看護職の役割拡大の推進と人材育成

 この4つは変わらずに、この枠組みの中で事業を展開していきますが、中でも看護師の基礎教育の4年制化の実現に向けて取り組んでいきたいと思っています。

 もう皆さま、ご案内のように、入院医療から在宅医療に舵は切られていて、在宅でケアを提供しようと思えば今の教育体制では、なかなか厳しいものがある、時間が足りないということは明らかですので、4年制教育をなんとしてでも勝ち取っていきたいというふうに思っております。

 2点目が、地域の看護教育体制の確保についてでございます。訪問看護師の数は、今、4.7万人ぐらいでしょうかね。推計ですと、あと2倍、12万人ぐらい必要だというふうに言われてますので、そのためにはどういう計画が必要なのか。

 国には、総合計画をぜひ立てて、確保に向けて取り組んでほしいということを言っているのですが、これのことも進めていかなければならないというふうに思っています。

 そして、ナース・プラクテショナー創設に向けて一層進めていきたいというふうに思っています。離島や過疎地でしょうか、へき地等々で、医師の数はなかなか確保できない。数というか、1人も確保できないという所がもう既に現れているわけですね。

 そういう所で生活している方々が医療とのアクセスが非常に悪くなっているということはもう皆さま、ご案内のとおりだと思いますけれども、そういったところで活躍できる新たな看護職の資格制度として、ナース・プラクテショナーの創設に向かって準備を進めていきたいというふうに思っています。

 それから、直近の大きな課題としてですけれども、これは看護職の資格管理についてなんですね。皆さま、もう既にご存じだと思いますが、医師も含めて日本の医療職は登録制ではないわけですよね。

 看護職の場合は、看護師の国家試験を受けて合格をすれば、厚労省に生年月日と名前と住所が、その時点で残ると。2年ごとの就業届を出すわけですけど、その就業届出と厚労省に残っているデータが突合されていないんですね。ですので、どれぐらいの看護職が今、潜在してるのかっていうのが、あくまでも推計になってしまうわけですね。

 これは非常にもったいない状況だなというふうに思っておりまして、この資格管理を、もう少し効率的に、合理的な活用ができるように、そして復職するときにも、研修体制が十分整えられるような、そういう体制に持っていくためにも、この資格管理の制度をもう少し見直してほしいということを国に要望しているところです。

 ここが実現していくと、地域で活躍する看護職の確保等々にも相当資することができるのではないかなと思っております。

 ほかにもたくさん事業がございまして、後ほど、専務のほうから説明をさせていただきたいと思いますけれども、忌憚のないご質問、ご意見等を頂きたいと思います。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

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専務理事 勝又浜子氏

 続きまして、2019年度の新執行部の各役員の担当業務をご説明いたします。「資料1」をご覧いただきたいと思います。

 まず福井会長ですけれども、本会を代表いたしまして業務を執行いたします。

 そして、本日欠席でございますけれども、副会長の井伊久美子でございます。会長を補佐し、そして中身といたしましては、保険医療制度・政策に関すること。

 そして、看護(教育)制度に関することなどが井伊副会長の業務内容となっております。

 齋藤副会長。

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副会長 齋藤訓子氏

齋藤訓子副会長_20190618_日看協記者会見 皆さま、こんにちは。副会長の齋藤でございます。

 私も2期目を再任をいただきました。尽力してまいりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。

 私の業務は、会長の補佐および業務の分担としては、医療と介護、社会保障制度に関すること。

 それから地域包括ケアの推進体制に関すること。

 そして、男女共同参画に関することでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

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専務理事 勝又浜子氏

 続きまして、秋山(智弥)副会長、再任でございます。

 秋山副会長は、看護管理の制度・政策に関すること。

 看護職の役割拡大。

 それから、医療分野の情報管理に関することが秋山副会長の業務となっております。

 次のページをめくっていただきまして、勝又も再任をさせていただきました。

 具体的な中身といたしましては、専務理事でございますので、内部管理、組織整備・強化に関すること。

 そして、広報活動に関することと、もう1つは継続教育等にかかるインフラ整備に関することということで、追加をさせていただいておりますけれども、

 これは、清瀬にあります看護研修学校の建て替えを控えておりますので、これらに関しまして、中身を詰めていくということになります。

 そして、日本看護連盟との連携等々についてやらせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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常任理事 吉川久美子氏

吉川久美子常任理事_20190618_日看協記者会見 常任理事の吉川でございます。3年目、再任となりました。よろしくお願いいたします。

 私のほうは、大きくは医療制度、看護管理、看護学会関連というところなんですけれども、

 医療保険制度、診療報酬に関することですね。中医協の専門委員として出ております。

 それから医療制度に関すること。

 医療機能評価に関すること。

 それから、看護管理に関連する事業ですね。DiNQL事業とかマネジメントラダー等を含みます。

 それから、日本看護学会に関すること。

 そして、看護倫理・業務基準に関することを担当していきますので、よろしくお願いいたします。

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常任理事 熊谷雅美氏

熊谷雅美常任理事_20190618_日看協記者会見 こんにちは。私も再選をいただきました。2期目になります熊谷と申します。よろしくお願いいたします。

 私の担当は、看護職の労働環境・労働条件に関することでございます。

 あとは、医療安全全般。

 それから、医療情報基盤・セキュリティに関すること。

 あとは、看護師職能委員会Iですので、病院看護の領域を担当いたします。

 どうぞよろしくお願いいたします。

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常任理事 荒木暁子氏

荒木暁子常任理事_20190618_日看協記者会見 こんにちは。荒木でございます。私のほうも2期目となりました。

 今期は、担当が継続教育と国際関連となります。

 認定看護師制度・特定行為研修制度に関すること。

 また、看護資格認定制度や研修に関すること。

 そして、継続教育・新人職員の研修制度に関することなどです。

 また、クリニカルラダーの構築。

 そして国際関連に関することでは、ICNや国際関連団体への連携を含み、今回のナーシングナウ(Nursing Now)のキャンペーンについても担当させていただきます。

 よろしくお願いいたします。

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常任理事 鎌田久美子氏

鎌田常任理事_20190618_日看協記者会見 皆さま、こんにちは。常任理事の鎌田でございます。2年目を迎えました。

 担当領域は、昨年どおり、保健・地域・災害看護関連でございます。

 具体的には、地域保健・健康増進に関すること。

 地域包括ケア・医介連携・基金に関すること。

 あと需給対策に関すること。

 これは現在、国のほうで需給分科会が開催されておりまして、それに参加しております。

 あと、4点目に災害支援・健康危機管理に関すること。

 それと、保健師職能委員会に関することを担当しています。

 どうぞよろしくお願いいたします。

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常任理事 井本寛子氏

井本寛子常任理事_20190618_日看協記者会見 皆さま、こんにちは。常任理事の井本でございます。2年目になります。どうぞよろしくお願いいたします。

 私の担当する業務は5点。

 看護職の役割拡大、チーム医療に関すること。

 看護職賠償責任保険制度に関すること。

 奨学金制度に関すること。

 助産師職能委員会、助産師職能の強化として委員会を持ち、助産師関連の事業を行ってまいります。

 また5点目として、国際助産師連盟に関することを担当します。

 どうぞよろしくお願いいたします。

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専務理事 勝又浜子氏

 また、新役員の岡島さおりの略歴につきましては、「資料2」をご参照いただきたいと思います。

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常任理事 岡島さおり氏

岡島さおり常任理事_20190618_日看協記者会見 皆さま、初めまして。岡島と申します。6月の通常総会におきまして選任いただきました。看護協会での仕事は初めてになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 私の担当業務は、在宅看護・介護福祉制度関連が主なものでございます。

 具体的には5点、記載のとおりでございますが、

 看護制度に関すること。

 あと、在宅医療・訪問看護に関すること。

 介護保険制度・介護報酬に関すること。

 介護保険施設の看護に関すること。

 看護師職能委員会Ⅱ、看護福祉在宅領域について担当させていただきます。

 どうぞよろしくお願いいたします。

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専務理事 勝又浜子氏

 どうもありがとうございました。

 それでは、日本看護協会の重点政策、重点事業の概要につきまして、私のほうから一括してご説明をさせていただきたいと思います。

 (後略)

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