「改定の個別の議論に入る前に、このような時間を持たせていただくこととさせていただいた趣旨でございますが、医療需要や提供体制、また従事者のマンパワー、そうしたことも含めた医療提供体制の全体の状況をこの場で共有させていただいた上で今後の議論の方向性等について意見を交わしていただき、また今後の議論のご参考にしていただくという趣旨でございます」──。委員から「大作」との声も上がった資料「医療提供体制等について」は表紙を含めて156ページ。支払側・診療側の全委員が発言しました。【新井裕充】
今回の中医協は総会、材料、薬価の三本立てです。
1.総 会(10:00~10:04)
<一時中断>
2.材料部会(10:06~10:20)
3.薬価部会(10:23~10:47)
1.総 会(10:59~12:14)
最初に新委員の所属を決めた後、総会はいったん中断。保険医療材料専門部会、薬価専門部会の後、議題②から再開しました。
【議 題】
① 部会・小委員会に属する委員の指名等について
② 保険医療材料専門部会からの報告について
③ 薬価専門部会からの報告について
④ 医療提供体制等について
材料部会、薬価部会では、次期制度改革に向けた検討がスタート。材料価格・薬価調査案も了承し、これが総会の議題② ③で承認されました。委員の発言はありませんでした。
【今回の内容】
① 大杉和司委員が所属する部会・小委員会を決定
② 令和7年度材料価格調査(案)を承認
③ 令和7年度薬価調査(案)を承認
④ 医療提供体制等について議論
議題④は、4月9日の総会で示されたテーマです。夏頃から始まる「その1シリーズ」前のスケジュールに「医療機関を取り巻く状況」と「医療提供体制」が挙げられました。このうち、「医療機関を取り巻く状況」は4月23日の総会で議論されました。

今回は、医療提供体制等について。資料の構成は、1.人口動態・医療需要の動向(P2~18)、2.医療提供施設の状況(P19~52)、3.医療従事者の状況(P53~103)、4.医療提供体制に関する取組(P104~149)、5.現状と課題(P150~156)──となっており、「医療従事者の状況」に最も多くのページが割かれています。
質疑で、診療側(日医)は看護職の減少傾向を指摘した上で「リハ・栄養・口腔の従事者は増えています。したがって、看護職員の仕事のうち、これらの従事者がタスクシェアできる業務については、分担するなどの工夫が必要になると考えられます」と述べました。
一方、支払側(健保連)も「看護師の新規養成数が既にピークアウトしているということですが、今後も看護のニーズは増加すると思います」との認識を示した上で、「今増えている、ほかの職種へのタスクシフト・シェアを推進すること(中略)も課題だと考えております」と述べました。
なお、「医療従事者の状況」に関する資料は、医師・歯科医師・薬剤師・看護職員・その他の職種──に分けて示されています。
このうち、「その他の職種」について厚労省の担当者は「病院における従事者数の推移で、例えば理学療法士が大きく伸びている状況。また、他の職種についても着実に伸びている」と説明しました。





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