令和7年度に実施する5項目の調査票案を了承し、続く総会でも承認されました。今回が初めての調査となる「医療DXの実施状況調査」について要望がありましたが、総会で診療側(日医)が「(調査票案に)選択肢はある」と指摘しました。【新井裕充】
今回の中医協は、薬価専門部会、診療報酬改定結果検証部会、総会──の3つです。
1.薬価部会(9:30~11:21)
2.検証部会(11:28~11:43)
3.総 会(11:45~12:20)
最初に開かれた薬価専門部会は次期改定に向けた1回目の業界ヒアリング。予定より約30分オーバーで終了し、検証部会に移りました。
【議 題】
令和6年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(令和7年度調査)の調査票案について
会議の冒頭、厚労省人事異動の報告がありました。令和6年度改定の影響等に関する調査等を担当する保険医療企画調査室長には、財務省大臣官房企画官を務めた吉田拓野氏が7月8日付けで就任。169ページの調査票案のうち、黄色マーカー(新規に追加した設問等)のあるページを中心に説明し、委員の質問に答えました。

調査は2か年にわたって実施。前回4月23日の部会では、令和6年度調査の報告書案がまとまりました。今回は令和7年度に実施する5項目の調査票案に関する審議です。
【令和7年度調査】
① 長期処方やリフィル処方の実施状況調査
② 後発医薬品の使用促進策の影響及び実施状況調査
③ 医療DXの実施状況調査
④ 歯科医療機関におけるかかりつけ歯科医の機能に関する実施状況調査
⑤ かかりつけ薬剤師・薬局の評価を含む調剤報酬改定の影響及び実施状況調査
このうち、③は今回が初めての調査となります。質疑で、健診情報等の活用に関する調査の必要性を指摘するような意見または要望がありました。
この発言の意図は不明ですが、マイナ保険証の活用による「医師の診療行動の変容」を調査する必要性を指摘したかったのでしょうか。
この問題について、続いて開かれた総会で診療側(日医)が次のように指摘しました。
「104ページの『問9─5』の所で、『マイナンバーカードを健康保険証として利用する場合、実感したメリット』の1番の所に『診療情報・薬剤情報・手術情報・特定健診情報が正確に伝わること』という選択肢はある。これが110ページの所にもあるので、一応、聞いてはいるんだけれども、これを別々に聞いたほうがいいのか。回答の負担等も踏まえると、ということ。それから、もう1つが、日本全体の閲覧数に関してはシステムとして既に数字が出ていて、これはオンライン資格確認に関する厚労省のホームページに公開されているので、その辺との整合性も踏まえて検討していただければと思います」












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