「医務技監」降板説!?

日比谷公園の噴水_2020年10月25日

 「就いたばかりの福島(靖正)医務技監が“文春砲”の餌食になる」。10月26日ごろ、厚生労働省の医療関係部局でそんな噂が飛び出した。【本根 優】

 「降板か?」

 「イヤ、さすがにそれはないだろう」

 現役官僚の間でそういったやりとりが交わされた。

 福島靖正氏は、84年熊本大学医学部卒。09年に健康局結核感染症課長、12年に大臣官房厚生科学課長、14年に大臣官房審議官(医政担当)を務め、15年から健康局長を務めた。その後、成田空港検疫所長、国立保健医療科学院長を経て、今年8月、次官級の2代目医務技監に就いた。

 前任の鈴木康裕氏が老健局老人保健課長、保険局医療課長、そして保険局長と花道を歩んできたのに比べ、地味な印象は否めない。

 一方で、その福島氏が女優・宮崎美子の“元カレ”というのは、その界隈ではかなり有名な話。それだけに「何か破廉恥な話か?」「焼けぼっくいに火がついて“暴走”!?」などと、医系技官らがざわついたものの、フタを開けてみれば10月29日発売の『週刊文春』の記事は「宮崎美子 奇跡の61歳をビキニにさせたのは厚労省No.2だった」というもの。

 文春にしては、おとなしめの好意的な内容だったため、関係者は一様に拍子抜け。福島氏の進退に発展する事態は起こらなかった。

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