自民・釜萢氏、勝算は?

自民・釜萢氏、勝算は?

 「(参院選で)票の力がとても大事になる。40万、50万(票)を釜萢(敏)氏に結集してほしい」
 日本医師連盟の松本吉郎委員長(日医会長)は7月3日、東京・本駒込の日医会館で開かれた、自民・釜萢氏(日医副会長)の出陣式で、集まった約400人の関係者にそう訴えた。6年前の19年参院選で同じ日医連組織内候補の羽生田俊氏が獲得したのは15万票余り。「40万、50万」というのは、その2倍、3倍の数字だ。果たして現実的なのか? 【本根優】

 20年以上、地方で医師連盟の仕事に携わってきた関係者は「釜萢氏のサポーター名簿やLINE友達登録の状況は芳しくないと聞く。選挙戦が始まって、現実的な数字ではなく、希望的観測のような数字が幹部から出ているのは、足場が固まっていない証拠」と見る。

 自民党関係者は「比例で医療関係団体が競っているが、実績のある現職の看護師(石田昌宏氏)や薬剤師(本田顕子氏)のほうが、医師の釜萢氏より上に来る結果が出ても、驚きはない」と語る。

 3日の出陣式で、釜萢氏は「医療機関や介護施設が、突然倒れてしまうような事態を招かないよう、医療・介護・福祉に携わるすべての方々の生活が良くなるために全力を尽くす」と決意表明した。さらに釜萢氏は「これまでにない多くの得票を頂戴することが、今の事態を変えるためにぜひ必要。絶大なるご支援を賜り、しっかりと役割を果たしていきたい」と意気込みを語った。

 日本小児科医連盟の伊藤隆一委員長は、新型コロナウイルス禍に政府の分科会委員を務め、知名度を上げた釜萢氏のバックグラウンドに触れつつ「釜萢敏をパンデミック(大流行)に」と支持を呼び掛けた。

 松本委員長は「処遇改善による人材流出に歯止めをかけるには、しっかりとした診療報酬改定や補正予算、補助金がどうしても必要だ」と強調。40万、50万票獲得できるかどうかは「今後の17日間にかかっている。力を抜けば非常に厳しい結果が待っている」とも述べた。

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