2023年1月18日の中医協総会(同時改定の進め方)


 来年の今ごろ、同時改定の議論を振り返るときの出発点となるのが今回でしょうか。すでに設計図はできているようです。【新井裕充】

 同時改定の「背景」という名目で、主な検討項目が出ました。
.

.
 今回は令和5年最初の中医協です。①総会と ②薬価専門部会が開かれました。総会は中断を挟んで約1時間、薬価専門部会は5分ほどで終了しました。

============================================
 ① 総会 10:00~10:05

 <中断>

 ② 薬価専門部会 10:07~10:12

 ① 総会 10:17~11:17
============================================

 総会の冒頭で診療側の新しい委員が紹介されました。日本薬剤師会の森昌平副会長です。ようやく薬剤師会が本気を出してきた感じがします。グダグダでしたからね。

 森委員は「薬剤師の委員として現場のことを丁寧に説明していきたい」とあいさつ。所属する会議を決めて総会は一時中断し、薬価専門部会に移りました。

 薬価専門部会では、昨年12月21日にまとめた骨子案を踏まえた薬価基準の改正案が示され、委員の発言はなく了承。続く総会でも異論なく承認されました。

 総会の議題は盛りだくさんですが、ほとんど定例モノで議題7まで約25分。スイスイ進んで、同時改定に関する議題8「令和6年度診療報酬改定に向けた検討の進め方」で議論がありました。

 なかなか利用が進まないマイナ保険証ですが、その基盤となるオンライン資格確認システムなどの「医療DX」も次期改定のテーマに入っています。支払側委員は次のように要望しました。

 「患者や国民から意見を伺う機会を設けていただきたい」

 はて? 患者団体へのヒアリングなのか公聴会なのか、どういう場を想定しているのかわかりませんが、日本医師会の委員が即座に反対しました。支払側からこういう意見が出ることを事前に知っていたのでしょうか。素早い反論でした。

 そういえば、過去にもこんな議論がありました。後発医薬品の使用促進や明細書の無料発行です。

 「医療側の努力が足りない」

 今回も似たような展開になるのでしょうか。「患者の声」を使って、マイナ保険証が進まない責任を医療機関側に押しつけようとする思惑が透けて見えます。

 議題8の議論はこちらをご覧ください。https://bit.ly/3Hl5Gkg

.

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 第451回中医協総会(2020年2月7日)

    令和2(2020)年度診療報酬改定を答申、「重要な改定」と小島政務官

  2. 20190626中医協総会

    フォーミュラリー、ポリファーマシーの議論が沸騰中

  3. 秋山美紀委員(慶應義塾大学環境情報学部教授)_20190626中医協総会

    「国民のよりよい意思決定につながるよう力を尽くす」 慶大教授の秋山氏が公益委員に就任

  4. 2025年5月14日の総会 のコピー

    第608回中医協総会(2025年5月14日)

  5. 消えたフォーミュラリー、裏切りの協会けんぽ、腰抜けの薬剤師会

  6. 桜田門_2021年4月12日

    在宅歯科医療の議論

  7. 20190918_中医協総会2

    2020年度改定に向け「個別事項(その1)」を示す〔②医薬品〕 ── 9月18日の中医協総会

  8. 2023年1月25日の中医協総会

    2023年1月25日の中医協総会(ゾコーバ)

議事録のページ総合
総会議事録のページ
材料専門部会議事録のページ
■ 議事録のページ【小委・分科会】

第642回中医協総会(2026年1月16日)【速記録】

第642回中医協総会(2026年1月16日)【速記録】

第246回中医協・薬価専門部会(2026年1月16日)【速記録】

第246回中医協・薬価専門部会(2026年1月16日)【速記録】

第135回中医協・材料部会(2025年12月26日)【速記録】

第135回中医協・材料部会(2025年12月26日)【速記録】
PAGE TOP