医療系候補同士の争い

医療系候補同士の争い

 通常国会の会期は6月22日までだが、最後の平日となる20日をもって事実上閉幕する見通しだ。与野党は7月3日公示、20日投開票が濃厚な参院選に向け、臨戦態勢に入る。医療関係団体からも数多く候補者が出馬を準備。特に自民党の比例区には各職能団体の組織内候補が並ぶ。同一名簿内の競争が激化しそうだ。【本根優】

 自民党比例区には30人が名乗りを上げている。経済産業省出身で経済評論家の岸博幸氏、プロダンサーの中田フィッシュ氏、聴覚障がいがあり「筆談ホステス」の著者で知られる東京都議の斉藤里恵氏ら、著名人候補も含まれる。

 医療関係では、日本医師会の政治団体「日本医師連盟」の組織内候補として、日医副会長の釜萢敏氏が参院選に初挑戦する。

 日本看護連盟の石田昌宏氏は3期目当選を目指す。日本歯科医師連盟の比嘉奈津美氏、日本薬剤師連盟の本田顕子氏、日本理学療法士連盟の田中昌史氏は2期目当選を狙う。日本診療放射線技師連盟は過去に衆院議員を2期務めた元厚労政務官の畦元将吾氏を擁立する。

 自民党の選挙情勢サンプル調査(5月実施)によると、比例で確保できそうなのは前回調査から1議席増の15議席だったという。さらに自民党は比例で優先的に当選させる「特定枠」を、合区の「島根・鳥取」「徳島・高知」から比例に回る2候補に適用する。それを前提にすれば、残る議席は13ということになる。

 6年前、19年参院選で釜萢氏の前任である羽生田俊氏は15万票余りしか獲得できず、自民党名簿16位に沈んだ。かろうじて当選は果たしたものの票数や順位で石田氏(12位)や本田氏(14位)に敗れた。

 釜萢氏の陣営関係者はそうした過去を踏まえ「20万票では厳しい。30万票は獲って自民名簿の上位で当選しないといけない。しかも医療系トップで勝つことが重要だ」と気を引き締める。集票力を示して、自民党へのアピール材料にしたい狙いだ。

 ただ、自民党関係者が内情をこう明かす。
「日医連が掲げた釜萢氏のサポーター(後援会)名簿の目標は100万人、LINE友達登録3万人というもの。しかし、目標には程遠い数しか集まっていない。あと1ヵ月で、どれだけ組織固めができるかだろう」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 泥仕合

    泥仕合

  2. 和田倉噴水公園前_2020年8月30日

    次の事務次官は!?

  3. 日本医師会前__2022年10月10日

    日医の考える「かかりつけ医」

  4. 薬師岳山頂

    最低薬価と流通改善

  5. パレスホテルから霞が関_20230824

    「相澤節」炸裂

  6. 六義園前_2022年10月10日

    日医の常任理事増

  7. 自民総裁選9人から5人に

    自民総裁選9人から5人に

  8. 明暗くっきり

    明暗くっきり

議事録のページ総合
総会議事録のページ
材料専門部会議事録のページ
■ 議事録のページ【小委・分科会】

第647回中医協総会(2026年2月13日)【速記録】

第647回中医協総会(2026年2月13日)【速記録】

第246回中医協・薬価専門部会(2026年1月16日)【速記録】

第246回中医協・薬価専門部会(2026年1月16日)【速記録】

第135回中医協・材料部会(2025年12月26日)【速記録】

第135回中医協・材料部会(2025年12月26日)【速記録】
PAGE TOP