2021年3月10日(水)に開催された中医協・入院分科会の議事録(非公式)です。ダウンロードは下のボタンをクリックしてください。会員限定 です。
今回の中医協は、①入院分科会、②基本問題小委、③総会──の3つが開かれました。
②③は既にアップいたしました。
3月10日の中医協は、今回の①で最後になります。
入院分科会は昨年10月以来の開催となります。
何度か中止になり、ようやく開かれたのですが、午前10時から開かれる中医協(小委・総会)の前、午前8時にセットされ、大変な1日でした。久しぶりの “ダブルヘッダー” です。
入院分科会は厚労省近くの会議室で開かれ、なぜか YouTube配信はなし。報道関係者数名と関係団体の職員らが傍聴していました。委員はオンラインで参加しました。
今回の入院分科会の主な内容は、急性期・地ケア・回リハの調査結果の一部が「速報」として示されたことです。
続いて開かれた総会で、コロナ対応のための優遇措置(経過措置の再延長など)が提案されて了承されましたので、今回の調査結果はその優遇措置を根拠づけるために用意したかたちになっています。
そのためか、「コロナ対応あり」「コロナ対応なし」という切り口で分析しているのですが、統計の素人が見ても分かるほど、グチャグチャな調査となっています。業者に丸投げしたのでしょうか。
入院分科会では、「コロナ対応あり・なしという切り口自体に無理があったのではないか」(とは言いませんが)、そんなふうな意見が出ました。
今回の調査の中には、「コロナ対応あり」のほかに、「コロナ対応(等)あり」という基準も混在しています。正直なところ、こんなものを調査結果と言っていいのだろうかと大いに疑問ですが、全国の医療機関を支援するための根拠資料ですので、ちょっとツッコミにくいところです。
厚労省のいつもの調査と同様、今回も先に結論ありき、価値判断ありきで、それを根拠づけるためのツールとしての調査となっていますので、資料を細かく読み込む必要性は低いのかなあという感じがしています。
● 登録読者には、独自に作成した議事録(非公式)をお送りしています。
● ご登録方法など、詳しい案内をご希望の方は、資料請求のページをご覧ください。