1月15日に開催された医療技術評価分科会の検討結果が報告され、続く総会で承認されました。【新井裕充】
1.基本小委(9:30~9:41)
2.薬価部会(9:45~9:59)
3.材料部会(10:05~10:14)
4.費用対効果(10:18~10:34)
5.総 会(10:45~11:10)
改定論議が大詰め。年末に承認された各部会の骨子を踏まえた改正案等を一斉にまとめてから公聴会を迎え、短冊3回、答申というのが前回改定時のスケジュールです。
最初に開かれた「診療報酬基本問題小委員会」では、中医協の診療報酬調査専門組織である「医療技術評価分科会」の森尾友宏分科会長(東京医科歯科大学執行役・副学長)が出席し、1月15日の分科会「議題1」と「議題2」の順に説明しました。
主な内容は、次の2点。
【15日の分科会の内容】
① 令和6年度改定以降に向けた医療技術の評価について
② 医療技術の評価(案)について
小委員会の説明では資料があちこちに飛ぶのでポイントをつかみにくいのですが、主な内容は「診-1-1」の2ページに示された(1)~(4)と、「診-1-2」の1ページの表です。
①令和6年診療報酬改定以降に向けた医療技術の評価等の進め方
②医療技術の評価(案)
同日の総会で、厚労省の担当者が次のように報告し、了承されました。
〇厚労省保険局医療課・眞鍋馨課長
(前略)医療技術の評価(案)<概要>というふうにございまして、そこに表がございます。そこに、1といたしまして「医療技術評価分科会における評価対象となる技術」で、件数としては774件とございます。その内訳として(1)(2)がございまして、今回、(1)診療報酬改定において対応する優先度が高い技術といたしまして、177件が整理されてございます。その中、①から④まで整理がございますけれども、記載のとおりでございます。
こうしたことにつきまして、先ほど診療報酬基本問題小委員会において森尾分科会長より、ご報告をいただきました。その結果、特段のご意見、ご議論なく本総会にご報告することについて了承が得られているところでございます。事務局からの説明は以上でございます。
なお、SNSでちょっと話題になっていた不眠障害用アプリについては、小委員会でも総会でも言及がありませんでした。
下記のファイルは、2024年1月17日(水)に都内で開催され、YouTube でライブ配信された第221回中央社会保険医療協議会(中医協)診療報酬基本問題小委員会の速記録(非公式)です。弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
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