答申から１カ月。久しぶりの中医協です。薬価専門部会と総会が開かれました。【新井裕充】

　１．薬価部会（10:00～10:16）
　２．総　　会（10:30～10:57）

　薬価部会は市場拡大再算定の「共連れ」ルールについて。続く総会も薬関連が中心でした。

【議　題】
　① 高額医薬品（感染症治療薬）に対する対応について
　② 最適使用推進ガイドラインについて
　③ 公知申請とされた適応外薬の保険適用について
　④ 費用対効果評価専門組織からの報告について
　⑤ 先進医療会議及び患者申出療養評価会議からの報告について
　⑥ ＤＰＣ対象病院の合併に係る報告について
　⑦ 在宅自己注射について

　主な内容は次のとおり。発言があったのは①と④です。

【今回の内容】
　① ゾコーバ錠の通常承認に伴う薬価算定について
　② オプジーボ（上皮系皮膚悪性腫瘍）のガイドライン等について
　③ セルセプト、パラプラチンの保険適用について
　④ ケレンディア錠、ラゲブリオカプセルの費用対効果評価案について
　⑤ 先進医療Ａ、患者申出療養の科学的評価結果について
　⑥ 燕労災病院と三条総合病院の合併後のＤＰＣ継続について
　⑦ アトピー性皮膚炎の薬剤（トラロキヌマブ）の追加案について

　このうち、報告事項は②③⑤⑥です。審議事項①④⑦は全て了承されました。今回のメインは①でしょうか。両側から発言がありました。

　■ 説明（PDF：1MB)

　質疑で、患者代表の委員が妊婦への投与例について質問した上で「より安全性を確保していただくような対応をお願いしたい」と要望しました。

　■ 質疑（PDF：3MB)

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　④では、支払側（健保連）の発言のみ。

　■ 説明と質疑（PDF：2MB)

　「費用増加」と評価されたラゲブリオについては、翌日のYahoo!ニュースに「新型コロナ薬『有用性なし』の衝撃」との記事が掲載され、ＳＮＳで話題になっていました。
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下記のファイルは、2024年３月13日（水）に開催され、YouTube でライブ配信された第585回中央社会保険医療協議会（中医協）総会の速記録（非公式）です。弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。

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