2022年6月15日(水)にオンライン開催され、YouTube でライブ配信された
中医協総会(第523回)の速記録(非公式)です。
弊社が独自に作成したものですので、
厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
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この日の中医協は、三本立てです。
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1.診療報酬基本問題小委員会 10:30 ~ 11:52
2.診療報酬改定結果検証部会 10:53 ~ 11:13
3.総会 11:14 ~ 11:51
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最初に開かれた小委員会は、
前回と同様に看護の処遇改善がテーマです。
6月10日の入院外来分科会の資料のほか、
同分科会での主な意見が示されました。
続いて、公益委員のみで構成される検証部会では、
令和4年度改定の答申書附帯意見を踏まえ、
令和4・5年度に実施する調査のスケジュールなどが示されました。
検証部会は昨年12月以来、半年ぶりの開催です。
総会の議題は3つです。
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① 医療機器及び臨床検査の保険適用について
② 診療報酬改定結果検証部会からの報告について
③ 診療報酬基本問題小委員会からの報告、
処遇改善(その2)について
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このうち②は、令和4年度改定の影響調査について、
スケジュールなどを示した上で委員の意見を聴きました。
総会の前に開かれた検証部会の資料と同じです。
③は、前半と後半に分かれており、
前半は入院外来分科会での議論を引き継ぐ内容です。
今回、新しいのは後半の「処遇改善(その2)」の資料P25以降、
「3.処遇改善に係る要件について」です。
この前半・後半にあわせるかたちで、
最終ページの「論点」も2項目となっています。
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【論点】
〇 点数設定のシミュレーション結果を踏まえて、
点数設定に当たっての考え方について、どのように考えるか。
〇 賃上げに関するルールについて、介護処遇改善加算における仕組みを参考に、
看護職員等処遇改善事業補助金の取扱いも加味して考えることとしてはどうか。
その際、どのような点に留意することが必要か。
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前段は、看護の処遇改善措置について、
外来からも取るか(初・再診料も含めるか)というテーマで、
入院外来分科会での議論が総会に上がってきたものです。
(モデル①ー2か、③ー2か)
後段は、介護の処遇改善や看護の補助金で
すでに定められている要件などのうち、
どの部分を参考にするか(真似するか)という内容です。
この質疑では、「歯科衛生士も」「病棟薬剤師も」
という要望がありました。
委員が一通り発言を終えた後、
厚労省の井内努課長は次のように述べました。
「前提として申し上げておきますのが26ページでございます。
『令和3年12月22日大臣折衝事項』とございます。
ここに書いている内容、これをベースに本年度の予算措置された部分、
そういったものを診療報酬を使って、どう実現していくかというところが、
今般、中医協でご検討いただく射程範囲だと考えております」
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