2022年6月1日(水)にオンライン開催され、YouTube でライブ配信された
中医協総会(第522回)の速記録(非公式)です。
弊社が独自に作成したものですので、
厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
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今回の中医協は、小委員会と総会の2つです。
最初に開かれた「診療報酬基本問題小委員会」では、
看護の処遇改善措置に向けた分析結果などを
入院外来分科会の尾形裕也分科会長が報告し、
診療側・支払側のほか、公益委員の発言もありました。
総会の議題は5項目です。
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1.医薬品の新規薬価収載について
2.最適使用推進ガイドラインについて
3.DPC対象病院の合併に係る報告について
4.令和4年度改定を踏まえたDPC/PDPSの現況について
5.診療報酬基本問題小委員会からの報告について
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このうち、質疑で発言があったのは議題4のDPCのみです。
支払側の松本真人委員(健康保険組合連合会理事)はこのように述べました。
「DPC対象病院の数に関しては、病床数はほぼ横ばいですけども、
施設数については増加し続けているということが改めてわかりました。
急性期病院の分化・強化という流れの中でですね、
今後、DPC病院の在り方についてもですね、課題にすべきではないか、
という認識を持った次第ですのでコメントさせていただきます」
DPC制度は、かつて大いに盛り上がったテーマです。
アップコーディングや再転棟など、
経営上のさまざまな運用が問題になり、一定の規制が入りました。
その後、DPC評価分科会もなくなりましたし、
業界記者の関心も低いのではないでしょうか。
そうした中で、この発言はなかなかセンスがいいなあと思いました。
看護の処遇改善に向けた議論では、
「DPCの係数のようなもので評価を」との意見も出ています。
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