2022年４月13日（水）にオンライン開催され、YouTube でライブ配信された
中医協総会（第519回）の速記録（非公式）です。
弊社が独自に作成したものですので、
厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。

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今回も総会のみ、約１時間の開催です。
議題は定例モノを中心に９項目です。

最後の議題「歯科用貴金属価格の緊急改定」で議論がありました。
中医協がＮＨＫや全国紙で大きく報道されるのは
不妊治療の保険適用以来でしょうか。

最近、いろいろな値上げが相次ぐ中で、
銀歯の材料費も値上げするという内容です。
「またか」という感じで、
一般の方々はあまり違和感を抱かないと思います。

値上げの理由は「ウクライナ情勢」ですし、
仕方がないと思う人が多いと思いますが、
この日の中医協では反対意見が相次ぎました。

ただ、これもいつものポーズで、
とりあえず言っておくということで、
最終的にはすんなり原案どおり承認されました。

表紙の写真の左上は、その質疑で発言している支払側の
末松則子委員（三重県鈴鹿市長）です。

車内からオンラインで中医協に参加したのは、
末松委員が初めてではないでしょうか。

末松委員は次のように述べました。
「今回のウクライナの情勢を受けてということでございまして、
それについては緊急対応については理解をするところではありますけれども、
患者負担に直結をする内容でもございまして、
私もほかの１号側委員と同様に、
新しく始まったこの新ルールの運用をまずはスタートしたところでございますので、
この対応をしていただくのが望ましいというふうに考えております。　
この情勢がいつ終結するかという見込みがまだ立っていない中ですので、
ぜひ患者負担ということだけではなく、
先ほど、ほかの委員からもありましたけれども、
補助制度というようなことも大いに考えられるというふうに思いますので、
ぜひ、そういった検討もしていただきたい
というふうに思っているところでございます。」

今年４月からの新ルールでは、
「変動幅に関わらず、素材価格に応じて年４回改定を行うなどの見直しを行う」
としており、ルールどおりなら７月改定です。

ところが、７月を待たずに５月という提案なので、
支払側から「ルールどおり７月まで待ったらどうか」
というような意見が出ました。

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