2020年3月25日(水)に開催された中医協総会の議事録です。2月7日の改定答申後、1カ月半ぶりの開催となります。
この日の中医協は総会のみが開催されました。新型コロナウイルスの影響で会議が相次いで中止となるなか、今回の中医協は報道関係者のみということで、初めて(?)事前の申し込みが必要となりました。
傍聴席は、通常の半分で100席ぐらいでしょうか。報道関係者のみでガラガラ、50人はいなかったと思います。こういう中医協は初めての経験です。
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総会はほとんどが報告事項でしたが、議題2の「新型コロナウイルス感染症に伴う医療保険制度の主な対応状況について」では、診療側の日本医師会委員が厚労省の見解をただす場面がありました。
この「議題2」が唯一の見所だったかもしれません。厚労省はなぜ、これほどまでにPCR検査をやりたくないのでしょうか。
そのほか目新しいこととしては、新たな公益委員として、小塩隆士氏(一橋大学経済研究所教授)が就任したことが挙げられます。
また、支払側の宮近清文委員(経団連社会保障委員会医療・介護改革部会長代理)が最後に閉会あいさつをしたことが今回の特徴でしょうか。
退任あいさつで宮近委員は「力及ばずの4年間だった」と恨み節のような感想を日本医師会にぶつけました。オンライン診療のことではないかなあと私は受け取りました。
議事録のダウンロードをご希望の方は、CONTACTのページからご連絡をお願いいたします。
その際、メッセージ本文の欄に「第〇〇回中医協〇〇を希望」と明記してください。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。