7月に「いい仲」であることが報じられた自民党の橋本岳衆院議員と自見英子参院議員。妻子ある身の橋本氏が、独身である自見氏の住む議員宿舎に長時間滞在するなど「不倫関係にある」と『週刊文春』が報じていた。橋本氏は厚労副大臣、自見氏は厚労大臣政務官を務めていた。【本根 優】
菅義偉官房長官(当時)は、加藤勝信厚労相(同)が2人に対して注意したことを明らかにしていた。
あれから4ヵ月余り。橋本氏は党社会保障制度調査会の医療委員長に就いている。12月10日の医療委員会では、自見氏が矢継ぎ早に厳しい意見を繰り出したという。テーマは21年度の薬価改定について。
出席した関係者によると、自見氏は「コロナの状況を考えたら、こういう議論(薬価の中間年改定)をすること自体が非常識」「医療委員会として明確な意思を示さないと、関係団体からそっぽを向かれる」などと激しく迫った。
矛先は厚労省に向いているようでもあり、医療委員長である橋本氏に向いているようでもあったという。
前述の関係者は「例の話があるので、橋本さんと自見さんが同じ場に出ていると、つい、気になってしまう」と話す。
さらに続ける。「まじめなやりとりであっても、『まだそういう関係なのか』とか『そうではないから、厳しい発言をするのか』などと、つい勘繰ってしまう」
ハーシス(橋本氏)とジーミス(自見氏)のダイヤモンド「不倫」セスの余波はまだ続いているのであった。