福島県沖地震の影響

勝関橋_2022年3月14日

 3月16日深夜の福島県沖を震源とする最大震度6強の地震の影響で、郡山市内で20日に行われる予定だった「時局講演会」が延期となった。【本根優】

 その講演会は自民党公認で7月の参院選(福島選挙区、定数1)に出馬する予定の星北斗氏(福島県医師会副会長、星総合病院理事長)の支援を目的とするものだ。

 星氏は1964年3月18日生まれ。きょう誕生日を迎えた58歳。東邦大学医学部を卒業後、89年に医系技官として旧厚生省に入省。96年にはハーバード大学公衆衛生大学院客員研究員として留学を経験。その後、00年からは同じ福島県出身の坪井栄孝氏が率いる日本医師会執行部の常任理事に抜擢され、04年3月まで務めた。

 その後は、福島県医師会常任理事、日本看護学校協議会副会長などを歴任。東京電力福島第一原子力発電所事故後の県民の健康影響を調べる、福島県「県民健康管理調査」検討委員会座長も務めてきた。

 そして今回、自民党福島県連の要請を受け、参院選出馬を決意した。だが、早くも苦戦が予想されている。

 自民党関係で、他に複数の候補が出馬に意欲を示しており、「保守分裂」選挙になることが濃厚。さらに、野党は統一候補として、地元の女性アナウンサーを擁立する方向で調整している。

 ただ、全国の医師会としては、“医師でない”武見敬三氏(東京選挙区)以外にも、都道府県選挙区から、医師会の意向を汲んで活動する参院議員を出したいというのが希望だ。

 星氏の選挙活動を今後盛り上げていく一助にするため、福島県医師連盟は今回の時局講演会を企画。そこには、前日医会長で現日医名誉会長の横倉義武氏、日医会長で日本医師連盟委員長の中川俊男氏、そして自民党参院議員の羽生田俊氏が駆け付ける予定だった。星氏と羽生田氏は、日医の坪井執行部時代(96~04年)の一時期を、ともに常任理事として過ごした間柄で、縁が深い。今回、見送られた時局講演会は4月以降に行われる見通しだ。

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