「DPC制度にふさわしいか疑問を感じざるを得ない医療機関もある」「患者の観点から見ても大丈夫かなと不安」などと支払側から厳しい意見が相次ぎました。【新井裕充】
今回の中医協は3年ぶりの対面開催です。厚労省から徒歩3分ほどの場所にあるビルの8階で、Zoomのオンライン会議と併用で開かれました。小委員会の委員17人のうち会場での参加は11人、オンライン参加が4人、欠席が2人でした。
小委と総会を合わせて1時間弱で閉会しました。
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1.基本問題小委員会 10:00 ~ 10:25
2.総会 10:28 ~ 10:52
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小委の主なテーマは、入院外来分科会からの報告です。4月24日の同分科会に示したものとほぼ同じ内容の資料が示され、今後の検討事項やスケジュールについて異論は出ませんでした。
資料は「診-1」から「診-6」まで6種類です。
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1.今後の検討事項とスケジュール
2.令和5年度調査の内容、調査票
3.令和4年度調査の回収状況等
4.令和4年度DPC調査の結果
5.令和5年度におけるDPCの現況
6.診断群分類の見直し作業等の実施
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分科会で議論のあった「令和5年度調査」についての意見はなく、委員の発言はDPCの調査結果に集中しました。資料は「診-4」です。
診療情報管理士の配置やコーディング委員会の開催などが支払側委員から問題視されましたので、次期改定で何らかの対応がなされるでしょう。
質疑の模様はこちらをご覧ください。 → https://bit.ly/3HYCork
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