back numberの「水平線」を久しぶりに聴きながら、緊急事態宣言の頃を思い出しました。コロナはもう終わったのでしょうか。もう平時なのでしょうか。【新井裕充】
今回の中医協は総会のみ金曜日の開催です。令和6年度の診療報酬改定に向けて関係者が意見を述べる「公聴会」です。
総 会(10:00~11:30)
開催地は広島とされています。事務局のある東京会場とオンラインでつなぎ、YouTubeでライブ配信。予定より30分早く閉会しました。
【議 題】
1.令和6年度診療報酬改定に係る検討状況について(説明)
2.意見発表者による意見発表、中医協委員からの質問
冒頭、小塩隆士会長が開催趣旨などを説明しました。
続いて、10人の参加者が意見を陳述。前半(5人)と後半(5人)に分けて質疑応答があり、最後に中医協会長と委員の代表が発言して閉会しました。
【議事の流れ】
① 公聴会の開催趣旨、委員の紹介等(小塩会長)
② これまでの経緯、議論の整理等の説明(眞鍋課長)
③ 意見発表(5人)と質疑応答
④ 意見発表(5人)と質疑応答
⑤ 小塩会長のまとめ、支払側・診療側代表の発言
病院団体の代表者は「現在、4年前のコロナ以前の状況と比べて、外来患者数や病床稼働率は決して元の状態には返っていない状況が続いている」「かなりシビアな状態である」と述べました。
質疑で今後の対応などを問われ、「中小病院の単なる医療だけではやっていけない」「しばらくは厳しい状況が続いていくだろう」と窮状を伝えました。
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ダイヤモンド・プリンセス号の集団感染が報じられる直前、2020年1月24日(金)の公聴会は静岡県富士市の会場で開かれました。厚労省事務局のほか、委員や意見発表者らが集まり、報道関係者もいました。
2022年。コロナが落ち着き始め、対面形式での開催が検討され始めましたが、同年1月21日(金)の公聴会は完全オンライン。意見発表者もZoom参加でした。
そして今回は「ハイブリッド開催」というべきでしょうか。新しい形式による公聴会となりました。広島会場に意見発表者らが集まり、厚労省事務局は東京会場。委員は東京会場またはオンライン参加でした。
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意見発表者の所属と名前は前回の公聴会から公表されています。国民の声を広く聴くため「一般公募」とされていますが、支払側・診療側の関係者が選ばれているのはこれまでと同じです。
意見発表の内容は、後ほど「公聴会の概要」という資料にまとめて示されます。これまでの例では、答申前の短冊3回目の総会に出ています。ほぼ全文が掲載されていますが、発言要旨の形式ですので削除される箇所もあります。
今回の意見発表で患者代表は「本当に厚生労働省は薬害の被害者の苦しみを再発防止しようと思っているかと疑いたくなります」と訴えました。
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閉会後、同日午後3時から都内で開かれた社会保障審議会の医療保険部会では、マイナ保険証の利用促進策がテーマになり、各委員が知恵を出し合いました。
若年層の利用率が低迷している点について、委員から「カードを持つこと自体がアナログ。若い人はスマホ」との意見がありました。厚労省の担当者は、アンドロイドには対応しているが、iPhoneについてはアップル社と調整中であると説明。これに委員は「むしろ若い人はiPhoneのほうが多いのではないか」と返しました。
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ところで、コロナ禍の2020年8月にYouTubeで公開された「水平線」は、インターハイが史上初めて中止となったことがきっかけで制作されたそうです。
「歓声と拍手の中に誰かの悲鳴が隠れている」──。現在、YouTubeの再生回数は2億回を突破。4万件近いコメントには「この曲を聴くと涙が止まらなくなる」「コロナで全部中止になった」など、若い世代の声があふれています。
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下記のファイルは、2024年1月19日(金)に開催され、YouTube でライブ配信された第580回中央社会保険医療協議会(中医協)総会の速記録(非公式)です。弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
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