第220回中医協・基本問題小委員会(2024年1月10日)【速記録】


2024年1月10日の基本問題小委員会

 賃上げの設計について分科会で検討した2回分の報告です。資料は分科会と同じですが、主な意見と歯科の再分析は新作です。【新井裕充】

 1.小委員会(9:00~9:29)
 2.総  会(9:40~11:57)

 今年最初の中医協です。ただ、1月4日に入院外来分科会が開かれましたので、正確には2回目と言うべきでしょうか。小委と総会で賃上げについて検討しました。

 小委の議題は「入院・外来医療等の調査・評価分科会からの報告について」です。資料は3本。①②は分科会資料と同じで、新作は③です。

【資 料】
 ① 医療機関等における職員の賃上げについて(その1)
 ② 医療機関等における職員の賃上げについて(その2)
 ③ 入院・外来医療等の調査・評価分科会における議論等

 ①は昨年12月21日、②は今年1月4日に開かれた分科会の資料と同じ。資料の説明は日病協議長で分科会長代理の山本修一氏(地域医療機能推進機構理事長、元千葉大附属病院長)が主に担当しました。

 資料のポイントを正確に読み上げる尾形裕也分科会長(九州大学名誉教授)とは違い、かみ砕いた説明でした。「両端にピョコピョコ飛び出ている」とか、グラフの意味がわかりやすかったです。

 ■ 分科会長代理・山本修一氏の資料説明(PDF:10MB)

 説明の流れは次のとおりです。

【資料説明】
 (1)経緯、基礎分析等について
 (2)試行的なシミュレーションについて
 (3)分科会における主な意見について
 (4)歯科の追加的な分析について

 12月21日の分科会資料は(1)で使用しました。(2)の試行的なシミュレーションは1月4日の資料です。

 (3)(4)が今回新たに示された資料。途中経過を無視して結論部分だけチェックするなら(3)だけ見ておけばいいかも。

004_分科会における議論等

 (4)は歯科医療管理官が説明しました。1月4日の分科会後に数値を精査し、対象職種に「歯科業務補助者」を追加して再分析したとのことです。

 質疑で、林正純委員(日本歯科医師会常務理事)はこのように述べました。

〇林正純委員(日本歯科医師会常務理事)
 事務局におかれましては、医療機関等における職員の賃上げにつきまして、歯科診療所も含め詳細に分析していただき感謝申し上げます。また、「診-3」では追加的な分析として歯科診療所に従事する職種として歯科業務補助者も加えた再分析データをお示しいただき、ありがとうございました。
 事務局資料の8ページに示されておりますように、歯科業務補助者は歯科診療所の職員として大きな割合を占めますので、重要な分析と考えております。意見につきましては、総会で述べさせていただきたいと思います。私からは以上でございます。

 さすが歯科は強いなあと感心したのは私だけでしょうか。いつものことですが、抜け目ない。。。
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下記のファイルは、2024年1月10日(水)に都内で開催され、YouTube でライブ配信された第220回中央社会保険医療協議会(中医協)診療報酬基本問題小委員会の速記録(非公式)です。弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。

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