レケンビに対する費用対効果評価(案)を了承。続く総会でも承認された後、レケンビの薬価収載なども承認されました。今回の中医協はレケンビの審議が中心でした。
1.合同部会(8:30~8:46)
2.総 会(8:50~9:29)
<レケンビ関連を審議して総会はここで中断>
3.薬価部会(9:50~10:31)
4.費用対効果(10:35~10:56)
5.総 会(11:10~11:47)
合同部会では、前回の取りまとめで結論を保留していた介護費用の取扱いについて「不可能ではない」との専門家意見を紹介した上で、一定の方向性を提示。介護費用を分析に「含めた場合」と「含めない場合」の2つの価格のいずれを選択するかという審議の可能性を残しました。
もう1つの課題であった価格調整の範囲については、上げ止め、下げ止めを設定する方針を示した上で、具体的な調整方法を示しました。
費用対効果評価によって薬価を引き下げる場合などに、この計算方法を使うようです。難しくて私には全くわかりません。この「/QALY」ってやつが出てくると目を背けたくなります。(ICERも!)
質疑では、診療側・支払側が短くコメント。「異論はない」と了承しました。
最後に公益委員の飯塚敏晃氏(東大大学院教授)が資料P9、10に言及し、「こちらについては、宿題と言いますか、十分検討されていない」と指摘しました。
とりあえず、10月から集中的に審議してきた合同部会は一区切り。今後また開催されるかどうかはわかりません。いったん終了とのアナウンスはありませんでした。
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下記のファイルは、2023年12月13日(水)に都内で開催され、YouTubeでライブ配信された第5回中央社会保険医療協議会・薬価専門部会・費用対効果評価専門部会合同部会の速記録(非公式)です。弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
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