今回のテーマは価格の下支え制度、長期収載品です。次期改定に向けた「議論のとりまとめに向けた考え方」が示され、了承されました。
1.薬価部会(8:30~8:50)
2.調査小委(9:00~9:33)
3.総 会(9:39~11:27)
「医療経済実態調査」の結果が公表される午前9時前、20分ほどの開催です。今回のテーマ「価格の下支え制度」のうち、基礎的医薬品については11月10日に議論しています。
使用した資料は「薬-1」のみで、表紙を含めて32ページ。論点はP17、30、そして「議論のとりまとめに向けた考え方」がP32です。資料の構成は次のとおり。
① 価格の下支え制度
② 長期収載品
③ 令和6年度薬価改定の議論のとりまとめに向けた考え方
①については、基礎的医薬品を除いて「最低薬価」「不採算品再算定」の論点が示されました。診療側委員は流通改善の必要性などを指摘しました。
②では、薬剤の自己負担との関係について社保審・医療保険部会での検討状況や有識者が示した方向性などを踏まえて論点提示。最後に③では、次々回に業界ヒアリングを実施するなど今後の方針を示して閉会しました。
ちょっと意見の違いが見られたのは長期収載品の薬価改定ルールの見直しでしょうか。支払側は次のように述べました。
これに対し、専門委員は「現行のルールを変更する必要性は乏しいのではないか」と述べました。
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2023年11月24日(金)に都内で開催され、YouTubeでライブ配信された中医協・薬価専門部会(第217回)の速記録(非公式)です。弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
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