レケンビ(レカネマブ)の対応案がまとまりました。続く総会でも了承されました。総会での発言はありませんでした。
1.合同部会(8:30~8:42)
2.総 会(9:00~12:42)
合同部会の審議時間は約10分。総会は約3時間半です。入院(地ケア・回リハ)と働き方改革で約3時間。休憩をはさんで残りの定例モノという流れでした。
合同部会で示された資料のタイトルは「高額医薬品(認知症薬)に対する対応について(案)」となっています。総会の議題では、「高額医薬品に対する対応(とりまとめ)について」としています。
「対応案」と呼ぶべきか、「とりまとめ」と言うべきか迷いますが、「とりまとめをまとめました」と書くのは避けたいので「対応案」としておきます。
対応案は本文のみ4ページ。パワポの概要版はなく、厚労省担当者が資料「薬費-1」の本文に沿って説明しました。
この中で、質問があったのは最適使用推進ガイドラインの内容。診療側は投与期間について、支払側は医師・施設の要件について質問しました。こんな内容です。
ところで、介護費用の取り扱いについては、前回のヒアリングと質疑でいったん終了した雰囲気でした。今回の対応案では、「介護費用の取扱いについて議論をしてきた」という記載にとどまっています。
資料の中で、「介護」の文字が出てくるのが3箇所あります。まず1ページ。収載時には使わない。これは合意されています。
続いて3ページ。収載後の価格調整に使うか。(2)の読み方がなかなか難しい。1つめの丸と2つめの丸がつながっているのか。。。
閉会後の記者ブリーフィングで質問がありました。
「本剤の費用対効果評価のあり方について、特例的な取扱いも含め検討」という部分は、「介護費用の取り扱いを含めた費用対効果評価のあり方について、特例的な取扱いも含め検討」という理解で良いでしょうか?
厚労省の担当者はこのように答えました。
「特例的な取扱い」という部分に関しましては、今後、一定の方向性を示すことにしておりますけれども、こちらに関しては、介護費用の取扱い、および価格調整範囲のあり方という2点となっております。以上です。
10月18日の第1回合同部会に示されたスケジュールでは、「価格調整範囲のあり方」と「介護費用のデータの取り扱い」を分けていますが、価格調整は「範囲のあり方」で、介護費用は「データの取扱い」となっています。
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2023年11月15日(水)に都内で開催され、YouTubeでライブ配信された中医協・合同部会(第4回)の速記録(非公式)です。弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
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