大事な試合と重なることが多い中医協ですが、今回は大丈夫でした。午後2時から始まった夏の甲子園決勝で慶應義塾高校が優勝。107年ぶりとのことです。「歴史的な試合があるから」というわけではないのでしょうが、予定より早く11時半頃に閉会しました。総会は定例モノが並び、25分ほどでサッサと終了しました。
1.薬価専門部会(10:00~11:00)
2.総会(11:04~11:29)
最初に開かれた薬価専門部会では、算定組織の意見が出ました。閉会後のブリーフィングで、ベテランの業界記者から「薬価算定組織の意見陳述内容が細かく、まだ理解が追いついていません」とのコメントがありました。全く同感です。私はチンプンカンプンでした。
次期改定に向けた本格的な検討は6月21日の部会から始まり、業界ヒアリング(7月5日)、課題の整理(①7月12日、②26日、③8月2日)と進んできました。お盆休みが入り、3週間ぶりとなった今回、算定組織の意見が示されましたが、これまでのヒアリングや課題整理との連続性をつかむのが難しい内容に感じました。
質疑では、診療側の長島公之委員(日本医師会常任理事)が10分以上にわたり質問事項を立て続けに挙げました。事前通告がなかったのか、算定組織の委員長も厚労省担当者もうまく対応できない様子でした。
今回の内容を記事にまとめるのは難しいというのが率直なところで、あえて切り取るとすれば、開示度、「共連れ」ルールでしょうか。それも「なんとなく分かる」というレベルで、私も理解が追いついていません。
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2023年8月23日(水)に都内で開催され、YouTubeでライブ配信された中医協・薬価専門部会(第207回)の速記録(非公式)です。弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
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