第202回中医協・薬価専門部会(2023年6月21日)【速記録】


2023年6月21日の薬価専門部会

2023年6月21日(水)に都内で開催され、YouTubeでライブ配信された
中医協・薬価専門部会(第202回)の速記録(非公式)です。
弊社が独自に作成したものですので、
厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。

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2月15日以来の開催です。
新たな部会長に安川文朗委員(京都女子大教授)が就任しました。

前回はゾコーバ錠の薬価収載に向けた対応案をまとめました。
今回は、令和6年度改定に向けた課題やスケジュールが示され、
次期制度改革に向けたキックオフとなる会議ですが、
年明けから高額医薬品への対応について議論されていますので、
「議論開始」とはちょっと違う感じもします。

今回示された「次期薬価改定に向けた主な課題」の(3)に、
ゾコーバ錠をめぐる議論の成果が反映されています。

(3)「高額医薬品(感染症治療薬)に対する対応」に記載されている事項
 ・ 市場規模の推計が困難な疾患を対象とした薬剤における薬価算定方法等や、緊急承認された医薬品の本承認時における薬価算定の方法等

支払側委員は「医療保険財政に大きな影響を及ぼす新薬が出てくることが想定される」とし、
「イノベーションの推進にあたっては適正化とセットで議論すべき」と述べました。

また、有識者検討会の報告書の扱いも議論になりました。
「主な課題」の(4)に有識者検討会の報告書も盛り込まれましたが、
一部にとどまっているため、その範囲をめぐる発言が相次ぎました。

(4)これまでに問題提起されている事項
 ・ 有識者検討会における指摘事項(安定供給の確保、創薬力の強化、ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスの解消、適切な医薬品流通に向けた取組)
 ・ 骨太方針2023で指摘されている事項

支払側委員は「有識者検討会の報告書では、その他の課題についても指摘されている。
その点についても、中医協において検討できるものは検討するのかどうか」と質問。
厚労省の担当者は次のように答えました。

〇厚労省保険局医療課・安川孝志薬剤管理官
 報告書の内容で幅広に指摘されている中で、中医協の中で議論すべきものについては、こちらのほうで対象にしてですね、整理していくことになろうかと思います。いずれにしても、まず薬価専門部会のほうで、いろいろこう、課題整理をしながらですね、進めていきたいと考えているところでございます。以上です。

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