第527回中医協総会(2022年8月10日)【速記録】


2022年8月10日の中医協総会

2022年8月10日(水)にオンライン開催され、YouTube でライブ配信された
中医協総会(第527回)の速記録(非公式)です。
弊社が独自に作成したものですので、
厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。

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総会のみの開催です。休憩2回をはさんで約3時間です。
看護の処遇改善とオンライン資格確認について、
10月から実施する令和4年度改定案を答申しました。

すでに4月から実施している令和4年度改定の審議と同じように、
短冊を踏まえて各側が意見を述べ、附帯意見をまとめた後、
答申書を手交という儀式が行われました。

オンライン開催ですので、
手交の場面は全画面表示にしてくれました。

オンライン資格確認については、
通常の保険証でマイナ保険証に対応していない医療機関を受診すれば
患者の負担が最も軽くなるという不思議な結論ですが、
療担規則で縛りをかけてオンライン対応を進めたいようです。

日本医師会は「やむを得ない事情」を強調し、
来年4月の義務化に間に合わなかった場合の対応を何度も求めました。
しかし、医療機関も患者も岩盤のように
「絶対にいやだ!」という層がいるはずですから、
果たしてどこまで進むのか疑問です。

ちなみに、この日の議題は当初8項目で、
追加で2項目(答申附帯意見案について、答申について)
全部で10項目となっています。

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【議題】

 1.医薬品の新規薬価収載について
 2.費用対効果評価の結果を踏まえた薬価の見直しについて
 3.DPCにおける高額な新規の医薬品等への対応について
 4.在宅自己注射について
 5.公知申請とされた適応外薬の保険適用について
 6.先進医療会議からの報告について
 7.歯科用貴金属価格の随時改定について
 8.個別改定項目について

【追加】

 9.答申附帯意見案について
 10.答申について
――――――――――――――――――――

9と10は急きょ追加されたように見えますが、
公益委員は会場に集められていますので、
あらかじめ準備を整えて、この日を迎えたようです。
いつもは前日にアップされる資料ですが、
今回は会議直前(または開始と同時?)でしょうか。

議題1から7の定例モノは約20分で終了しましたが、
議題1の「ラゲブリオカプセル」について、
支払側の松本真人委員(健保組合)から意見がありました。
「実際に、いつ頃から保険給付が始まるのか周知いただくとともに、
政府の支給品から一般流通へ切り替わる過渡期に
適切な保険請求が行われるように運用の徹底をお願いしたい」
と述べました。

メインは議題8です。資料説明が約20分、質疑が約1時間です。
オンライン資格確認の加算について
「10月から始めるのは時期尚早」との声が
支払側から出ましたが、本気度は低い感じでした。

会議後のブリーフィングで複数の全国紙記者が関心を寄せたのは
加算の見直しによって医療費は増えるのか減るのかですが、
厚労省の担当者はのらりくらりと上手にかわしました。

記者としては「マイナ保険証の患者負担がどうなる?」
という内容をしっかり書きたいところでしょうが、
「現在よりは軽くなる」とか、
「追加の医療費負担が軽減される」
としか書けないですね。。。

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