バレンタインデーの朝、ドキドキしたのは何十年前でしょうか。まだ「本命チョコ」が主流の時代。1980年代に入ると「義理チョコ」が広がり始め、「本命チョコか？」と悩んだり、バブル期には「３倍返し」を狙う安いチョコにうんざりしたり。 【新井裕充】
今回の中医協も総会のみの開催です。予定どおり答申しました。オンライン参加はなく、公益委員が全て出席する対面開催でした。出欠調整の関係で、14日に延ばしたのかもしれません。（記念撮影のため？）
総 会（10:01～10:30）
開催案内では10時から12時まで２時間の枠が設定されていましたが、前回改定時（2022年２月９日）と同様、30分ほどで閉会しました。
支払側代表の松本真人委員（健保連）は珍しく欠席でした。（初めてかも）
【議 題】
① 答申について
② 歯科用貴金属随時改定について
議題①は、答申書に添付する資料の紹介が中心で、膨大な資料のタイトルを順番に読み上げました。資料は「総－１」から「総－５」まで。このうち「総－２」は別紙９まであります。
「総－１」は、これまで３回にわたり議論した個別改定項目（いわゆる短冊）です。黒丸になっていた点数や基準が公表されましたが、その内容には言及していません。
新設の「地域包括医療病棟」は3,050点（１点＝10円）となりました。加算などをいろいろ乗せると１日約４万円という高額設定で誘導を狙いますが、点数に関する議論はありません。（悪しき慣例と言うべきか）
質疑で、支払側の代表は「地域包括ケア病棟入院料や回復期リハビリテーション病棟入院料の適正化、療養病棟入院基本料の精緻化に加え、高齢者の急性期医療を想定した地域包括医療病棟の新設は大きな前進」と述べました。（勝利宣言？）
診療側の代表は「今回の議論を通じて強く感じたこと」として、「データは基本とはなるが限界があり、地域医療の実態など多角的な視点による補完や補正が必要であること」のほか、「診療報酬改定の結果が地域医療に与える影響については、決定をおこなった者が責任を負うことを自覚すべきであること」などを挙げました。（恨み節？）
答申を受け、濵地雅一厚生労働副大臣が「現場にわかりやすい形で示していただいた」と謝意を示した後、小塩隆士会長があいさつ。「データ等、エビデンスに基づいて、その影響を丁寧に検証し、課題を見出し、次の改定に生かしていく必要がある」と述べました。
議題②は４月に実施する随時改定の告示価格案です。委員の発言なく了承され、閉会となりました。
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今回の中医協は答申とあってか、通常時を大幅に上回る閲覧数がありました。答申後、ＳＮＳでは「診療報酬」や「医療機関」などのワードがトレンド入りしていました。
ところで、バレンタインを控えた12日には「高いチョコまずい」がトレンド入り。「価格の割においしくなかった」「高いチョコは日本人の一般的な好みに合わない外国産」などの声も。
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下記のファイルは、2024年２月14日（水）に開催され、YouTube でライブ配信された第584回中央社会保険医療協議会（中医協）総会の速記録（非公式）です。弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
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