「今回のケースのように季節性のインフルエンザの急激な感染拡大により安定供給に大きな支障をきたしたときには、国備蓄品の開放を検討すべき」(日薬)との要望に対し、厚生労働省の担当者は「医療機関・薬局から過剰な発注をぜひ抑制していただくことで、うまく全体を回していきたい」と理解を求めました。 【新井裕充】
今年最初の中医協です。薬価専門部会と総会が開かれました。
1.薬価部会(10:30~10:51)
2.総 会(11:00~11:27)
薬価専門部会では、昨年12月25日にまとめた「令和7年度薬価改定の骨子」を踏まえ、「令和7年度薬価改定に係る薬価算定基準の見直しについて(案)」が示され、これを了承。続く総会でも承認されました。
質疑では、薬剤師会の委員が後発品の供給実績について今後の課題を提示したほか、「中医協マターではないかもしれないが」と前置きした上で、抗インフルエンザ薬不足への対応を求めました。
厚労省の担当者は「インフルエンザの流行が拡大した昨年度の供給実績量、約1.400万人程度を上回る量の供給、具体的には2,400万人強の供給が計画をされている。また、現時点においても、メーカー、卸の在庫は1,000万人分を超える在庫が確保されている」と説明。「代替薬の使用も含めて、ご検討いただくことで対応できるのではないか」と協力を呼び掛けました。
下記のファイルは、2025年1月15日(水)に都内で開催され、YouTubeでライブ配信された第234回中央社会保険医療協議会(中医協)薬価専門部会の速記録(非公式)です。弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
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