第225回中医協・薬価専門部会(2024年7月17日)【速記録】


2024年7月17日の薬価専門部会

 7月の人事異動で新体制になって初めての中医協です。総会では、マイナ保険証の利用促進に関わる加算について、いきなり諮問・答申(記念撮影)という大きなイベント。薬価部会は令和7年度改定に向けた議論のキックオフです。 【新井裕充】

 薬価と総会で約2時間半ですが、このうち約50分は休憩(中断)です。

 1.薬価部会(9:30~10:08)
 2.総  会(10:15~12:03)

 薬価部会は3月22日以来、約4カ月ぶり。令和6年度改定後では最初の開催です。

【議 題】
 ① 令和7年度薬価改定について
 ② 令和6年度医薬品価格調査(薬価調査)について

 議題①では、これまでの経緯や関係会議の報告書などを紹介した上で、2つの論点を示しました。

25_令和7年度薬価改定について

 質疑で、日医は「薬価改定で得られた財源の一部を診療報酬との密接な関係の中で捉えることが重要」と主張。日薬は「(令和7年度薬価改定の)実施の可否を含めて検討すべき」と述べました。

 ■ 診療側の発言(PDF:621KB)

 一方、支払側(健保連)は改定の実施を前提とした上で、新薬創出等加算の累積額控除について「実勢価改定と関連するルールとして適用すべき」と主張しました。

 ■ 支払側の発言(PDF:827KB)

 委員の意見を踏まえ、薬剤管理官と専門委員が発言。最後に部会長が「次回の薬価専門部会において関係業界からのヒアリングを行う」と伝えました。

 ■ 専門委員らの発言(PDF:440KB)

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 議題②は、令和7年度改定に向けて実施する調査案です。日薬の委員から「今後の検討として、薬価改定を実施する前提ではないという理解でよろしいか」との質問がありました。

 ■ 議題②の質疑(PDF:558KB)

 厚労省の担当者は「仮に市場実勢価格を用いた改定を行うこととなった場合の改定作業に支障をきたすことのないよう、各品目の市場実勢価格を把握しておく必要がある」と説明しました。
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下記のファイルは、2024年7月17日(水)に都内で開催され、YouTubeでライブ配信された第225回中央社会保険医療協議会(中医協)薬価専門部会の速記録(非公式)です。弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。

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