日医常任理事の職務分担

日医常任理事の職務分担

 松本吉郎氏をトップとする日本医師会の新執行部が始動した。松本会長2期目の任期は26年6月までの2年間。1期目の途中に常任理事の定数を10人から14人に増やしたため、会長と副会長3人を含む18人体制での執行部が発足したのは、今回が初めてだ。 【本根優】

 新たに加わったのは、常任理事の松岡かおり氏(千葉)、藤原慶正氏(秋田)の2人。ともに50代で、日医執行部の中では「非常に若い年代」(松本会長)を抜擢したことになる。

 副会長は、猪口雄二氏(東京)が外れ、代わりに釜萢敏氏(群馬)が常任理事から昇格を果たした。ただ、釜萢氏は政治団体の「日本医師連盟」の組織内候補として、25年7月予定の参院選に出馬することから、当選した場合には参院議員に転じる。その際は、任期途中に新たに副会長選挙を行って、補充することになりそうだ。

 14人いる常任理事は、それぞれ就任時期によって、5つのグループに分けることができる。横倉義武元会長時代の18年組は、筆頭の常任理事となった城守国斗氏(京都)のほか、長島公之氏(栃木)、江澤和彦氏(岡山)の3人。城守氏は「総務」「医師の働き方」、シンクタンクの「日医総研」などを担当。長島氏は中央社会保険医療協議会委員を務め、引き続き「医療保険」を担うほか、医療DXなども関係する「情報」を受け持つ。江澤氏は「介護保険・福祉(認知症を含む)」「精神保健(障害を含む)」などを担当する。

 20年組は中川俊男前会長時代に起用された面々。宮川政昭氏(神奈川)は「税制」「医療機関経営」「薬事・医療機器」「治験」を任された。渡辺弘司氏(広島)は「医事法制」「学校保健」「健・検診」などを担当する。

 22年組は松本体制1期目に起用された世代。細川秀一氏(愛知)は「救急災害医療」、今村英仁氏(鹿児島)は「学術・生涯教育(医学会)」、黒瀬巌氏(東京)は「広報」などを担う。

 23年組は定数増に伴い、執行部入りした。坂本泰三氏(兵庫)は「地域医療」、濵口欣也氏(福岡)は「周産期」、笹本洋一氏(北海道)は「感染症危機管理対策」、佐原博之氏(石川)は「公衆衛生」などを担当する。

 新たに加わった松岡氏は「産業保健」、藤原氏は「医療安全」などを受け持つ。
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