2023年2月15日(水)にオンライン開催され、YouTubeでライブ配信された
中医協・基本問題小委員会(第214回)の速記録(非公式)です。
弊社が独自に作成したものですので、
厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
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昨年10月26日以来、約4カ月ぶりの開催です。
今回の小委員会は、令和6年度改定に向けた医療技術の評価がテーマです。
2月9日の医療技術評価分科会と同じ資料が示されました。
反対意見はなく了承され、同日の総会に報告されました。
総会では委員の発言はありませんでした。
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1.薬価専門部会(9:30~9:59)
2.基本問題小委員会(10:01~10:20)
3.総会(10:23~11:17)
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資料は、分科会に示された「技ー1」から「技ー4」に対応し、
「診-1」から「診-4」となっています。
提案書の様式や記載要領などが含まれているので資料は膨大ですが、
この中で、目新しい提案となるのは「診-4」です。
医療技術に対する評価について「今後の運用(案)」が出ました。
「審議を行う場を明確化する」としています。
令和4年度保険医療材料制度の見直し(2022年1月19日了承)では、
「技術料に一体として包括して評価される医療機器についても、
製造販売業者がチャレンジ申請を希望する場合には、保険医療材料等専門組織で
チャレンジ申請の権利の付与に係る審議を行うことができる」とされました。
しかし、分科会と専門組織の役割が明確ではないとの認識から、
今回の提案では審議の場を整理しています。
分科会からの報告を担当した青木茂樹氏(順天堂大医学部教授)は
今回の提案理由について次のように説明しました。
「医療機器等を用いた技術の評価については、
長期的に使用された場合の有用性について評価するため、
一度、保険適用されたあとに再評価を受けることができるチャレンジ申請という仕組みがありますが、
技術料のチャレンジ申請については、技術料の見直しに関することということで、
保材専での審議のあとに、さらに医療技術評価分科会でも審議を行うことになっております。
こうした中で、一度、保険適用された医療機器等に関する技術料の再評価については
保材専で審議を行った後に、さらに医療技術評価分科会でも審議を行うということで、
この2つが連携することとなっておりますが、
そもそも、新たな技術を保険適用する際の連携の在り方については、
これまで明確にはなっていなかった状況です。
近年、情報通信技術など医療技術・医療機器等に用いられる技術が多様化し、
オンライン診療等の選択肢も増えている中で、
新たな医療技術に対する適切な技術料の設定に当たり、既存技術に対する評価の見直しや、
医療提供体制の在り方についての検討を併せて行うことが望ましい技術が出てきた場合の
審議の進め方について検討すべきではないかということで今回、議論を行いました」
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