令和4年上半期の離職者数は「医療,福祉」が最多

歌舞伎座前_2021年6月21日

 厚生労働省は12月20日、「令和4年上半期雇用動向調査結果の概要」を公表した。それによると、令和4年上半期の離職者数は「医療,福祉」が781.5 千人と最も多かった。令和4年6月末日現在の未充足求人数は「卸売業,小売業」が 242.0 千人で最も多く、次いで「医療,福祉」が 228.2 千人となっている。
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20221220_厚生労働省報道用発表資料(タイトル部分)
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 報道発表用資料によると、「雇用動向調査」は全国の主要産業の事業所における入職者数・離職者数、入職者・離職者の性・年齢階級、離職理由等の状況を明らかにすることを目的に、上半期と下半期の年2回実施しており、今回の結果は、令和4年の1月から6月までの状況について取りまとめたもの。

 資料のサブタイトルは「入職率、離職率ともに上昇、入職超過率は拡大」となっている。「調査結果のポイント」として、①入職率、離職率及び入職超過率、②産業別入職率及び離職率──の2点を挙げ、「詳細は別添『令和4年上半期雇用動向調査結果の概況』をご覧ください」としている。
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20221220_報道用発表資料(調査結果のポイント)
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 別添の「令和4年上半期雇用動向調査結果の概況」によると、令和4年上半期(令和4年1月~6月。以下同じ。)の入職者数は 4,758.7 千人、離職者数は4,458.7千人で、入職者数が離職者数を300.0 千人上回った。

 令和4年上半期の労働移動者を主要な産業別にみると、入職者数は「宿泊業,飲食サービス業」が 990.0千人と最も多く、次いで「医療,福祉」が 778.0 千人、「卸売業,小売業」が 734.9 千人の順とだった。

 離職者数は「医療,福祉」が 781.5 千人と最も多く、次いで「卸売業,小売業」が 768.9 千人、「宿泊業,飲食サービス業」が 728.6 千人の順となっている。
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20221220_産業別の入職と離職の状況_ページ_1
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 令和4年6月末日現在の未充足求人数を産業別にみると、「卸売業,小売業」が 242.0 千人で最も多く、次いで「医療,福祉」が 228.2 千人だった。

 前年同期と比べ増加幅が大きいのは、「医療,福祉」の 107.1 千人増、次いで「サービス業(他に分類されないもの)」の 77.5 千人増となっている。

 今回の調査は、郵送またはオンラインにより5人以上の常用労働者を雇用する15,425事業所を対象に実施。有効回答数は、9,029事業所だった。調査期間は令和4年6月20日~令和4年8月26日。

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