2022年11月9日(水)にオンライン開催され、YouTube でライブ配信された
中医協総会(第531回)の速記録(非公式)です。
弊社が独自に作成したものですので、
厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
————————————————-
薬価専門部会と総会が開かれました。
======================================
1.薬価専門部会 10:00 ~ 10:38
2.総会 10:40 ~ 11:24
======================================
薬価専門部会では関連する検討会の報告があり、
質疑では中間年改定への影響に関心が集まりました。
総会は医療機器の保険適用など定例モノが並び、
審議事項は全て了承されましたが、新薬収載の質疑で発言がありました。
「コセルゴカプセル」の例外的な取扱いについて診療側委員が現場への周知を求めたほか、
抗てんかん剤「フィンテプラ」に関連して支払側委員からコメントがありました。
表紙の写真は支払側の松本真人委員(健保連)が発言している場面です。
次のように述べました。
「算定の中身を拝見いたしますと、
有用性加算で35%、市場性加算で10%の加算が入ったあとに、
外国平均価格調整で2倍という非常に大きな価格調整が行われております。
先ほどの薬価専門部会では有識者検討会の意見として
場合によっては欧米主要国と比較して著しく低い薬価になることが
課題として挙げられておりましたが、
あくまでもそれは欧米が革新的な医薬品の価値を正しく評価していることが前提になります。
フィンテプラの薬価自体に異議を唱えるものではありませんが、
どの国の薬価が最も医薬品の価値を正しく評価しているかについては、
非常に判断としては難しいということもありますし、
日本の薬価制度にも、こうしたかたちで価格調整の仕組みがあるということは
ぜひ、ご理解をいただきたく、指摘させていただきます」
————————————————-
※ 定期購読の会員様は、パスワードを入力してダウンロードしてください。
● 登録読者には、独自に作成した速記録(非公式)をお送りしています。
● ご登録方法など、詳しい案内をご希望の方は、資料請求のページをご覧ください。