11月10日午後6時から、東京都千代田区の「ザ・キャピトルホテル東京」鳳凰の間で、田村憲久衆院議員の政治資金パーティー「田村憲久君を応援する会」が開かれた。【本根 優】
注目されたのは、首相の菅義偉氏と官房長官の加藤勝信氏という政権の最高幹部がそろって講演するということだった。しかし、蓋を開けてみれば、田村氏を厚生労働相に起用した菅首相は、公務などの関係で欠席した。
加藤氏は「社会保障分野では年末に向けて介護保険改革がある。その他にもあるが、これ以上は申し上げられない」と意味深な言葉を残した。
日本医師会の中川俊男会長は「田村さん(厚労相)の再登板を全医療界が喜んでいる。何でも理解している。オンライン診療、後期高齢者の自己負担など。厚労省とタッグを組んで、今後もコロナ対策に取り組む」と意気込みを示した。
後期高齢者というワードに関しては、自己負担2割への引き上げの範囲をめぐって、日医と厚労省で考え方に溝がある。果たして、中川会長の発言は、要望だったのか、嫌味だったのか。