厚生労働省保険局医療課は4月24日、中央社会保険医療協議会(中医協)の総会を開催し、その模様を YouTube の厚労省専用チャンネル「MHLWchannel」で配信した。中医協のインターネット中継が診療側委員の反対で却下されてから約10年、ようやくネット配信が実現した。(新井裕充)
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会議の冒頭で中医協の小塩隆士会長は「コロナウイルス感染症対策の観点からオンラインによる開催としております。また、今回は会議の公開については試行的に YouTube によるライブ配信で行うこととしております」と述べた。
今回の中医協は総会のみが開催され、1時間程度で終了した。私の閲覧環境では、映像や音声が途中で乱れることはなかった。
この日の議題は、①先進医療会議からの報告について、②歯科用貴金属価格の随時改定について、③新型コロナウイルス感染症に伴う医療保険制度の対応について──の3項目。
このうち①と②は質疑なく、約5分で終了。メインは新型コロナウイルス関連の③で、厚労省担当者の説明が約20分、質疑が約30分だった。
③の議論に使用した資料「総-3」は以下の4項目で構成されている。
1.新型コロナウイルス感染症に伴う医療保険制度の主な対応状況について
2.在宅医療における新型コロナウイルス感染症に伴う医療保険制度の対応について
3.歯科診療における新型コロナウイルス感染症に伴う医療保険制度の対応について
4.新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく臨時の医療施設における診療報酬上の対応について
このうち、1・2・4を森光敬子課長が、3を小椋管理官が説明した後、約30分の質疑を終えて閉会した。
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