政府の緊急事態宣言から一夜明けた4月8日、厚生労働省保険局医療課は中医協総会を予定どおり都内のホテルで開催した。委員の一部はオンライン会議のシステムを利用して参加したが、厚労省担当者をはじめ、中医協会長や支払側委員の一部は会場に集まった。会議開始までの流れを振り返る。(新井裕充)
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今回の会場は、皇居のお堀近くの「ホテルグランドアーク半蔵門」4階。いつもなら7時ごろから傍聴者が集まるのだが、今回は報道関係者以外の入場制限もあって閑散としていた。受付開始の30分前なのに、このような状況だった。
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9時10分を過ぎたころだろうか、厚労省の担当者が会場前に姿を現し、25分ごろから受付を開始した。報道関係者も集まってきた。会場の入口前には、いつもよりも短い「行列」ができた。
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会場に入ると、大型スクリーンにZoomの画面が表示されていた。
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映画館のようにスクリーンを傍聴するのかなと思っていたので予想どおりだったのだが、支払側委員や中医協会長らの座席は用意されていた。診療側の机はなかった。
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テレビのカメラマンが座席表を写していたので、私も撮影させてもらった。
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このような形式の中医協は初めてではないだろうか。現在、多くの会議が相次いで中止となっている。10日の医療保険部会も中止となった。
しかし、中医協はこうして開催された。新型コロナウイルスへの対応のため、開催せざるを得ない事情があったのだろう。
会議全体の流れは、http://chuikyo.news/20200408-minutes-sokai-downをご覧いただきたい。.
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